悪魔を観た感想

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やっとPTA総会が終わりました。
ばたばたしてました。

来週は小学校の歓送迎会があります。
今度はその準備にばたばたしますが、
今は一段落。

さあ、感想いきますか。

ネタばれにつき注意。
映画が始まって、車内のシーン。
なんか、不安定に揺れていて、
不安感やドキドキ感がします・・・

いや、揺れ過ぎだし、
下に黒い帯が出てるよ??

映写機かなにかの調子が悪くて、
乱れていたそうです・・・。

でも、ある意味めっちゃドキドキした。
ほら、わざと主人公の視点で撮ったような
カメラワークの映画があるでしょ。
そんな感じかと思って。
黒帯が下に出た時点でおかしいってわかったけど。

彼女がビニールに包まれて、横たわっているときは、
完全に死んでいるものと思っていたから、
息をした時に、ビクっとしました。(小心者)

あの殺人鬼は、人を切る、生きている人を息絶えさせる、
その最後の瞬間を味わうために、自分でその瞬間を作るために、
殺人をしていたんでしょうか。

「その瞬間」を自分だけが支配しようとした。

それを追うスヒョンもまた、狂気に支配されていたのかも。

被害者である彼女の気持ちを味わわせるために、
殺人鬼をわざと泳がすというのは理解できるけど。
てもそれが他の人に危険をおよぼす場合もあるわけで、
自分さえよければいいという狂気だったかもしれません。

観ているときに、後ろの観客がつぶやいていたんだけど、
「早く刺して殺しちゃえばいいのに」(要約)
これは観ていて誰しも思ったのでは。
彼は殺すという行為はしたくなかったのかもしれない。

最後には残忍な殺人をおかしてしまうわけだけど、
本当は殺したくはなかったのでは、と思います。
恐怖を味わわせるだけで、満足すると思っていて、
でも、結局いつまでたってもその復讐は達成できなかった。

それどころか、自分のせいで、さらに被害者を作ってしまったという
罪の意識。復讐をやめることができなかったという罪悪感。

「誰」が悪魔だったかとは思いません。
その、狂気に支配される事こそが「悪魔」であったのだと思います。
だから、ギョンチョルも悪魔を見たでしょう。
スヒョンも悪魔を見たでしょう。

これは私の感想です。
いろんな見方があると思います。